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港南台には駅前をはじめ、マロニエが植樹されています。
これは1992年3月の「港南台まちづくりセミナー」 において「港南台の街をヨーロッパの都市をモデルにした街づくりをしてみては」という提言からでした。こうして、1994年3月、故高秀横浜市長らが港南台駅前に植樹した4本のマロニエを皮切りに港南台の街づくりはさらに充実していきました。現在は約70本のマロニエが5月になると赤や白の花を咲かせています。

 

 
一般的にはトチノキ属に属する木の総称。その中の一種で学名をAesculus hippocastanumと呼ぶ木をマロニエと呼び、英名では Horse chesnut(セイヨウトチノキ)と呼んでいます。落葉高木で高さ30メートル、樹幹周りは6メートルに達するものがあり、5〜6月頃、大型の円錐花序の花を咲かせます。
原産地はバルカン半島を中心とした地域です。
港南台でよく見られるのはフランス等に多いマロニエ。パリでは街路樹として植えられ、種子が栗に似ていて、その昔「マロングラッセ」に、マロニエの実が使われたということです。英名のHorse chesnut"(ウマグリ「馬栗」)と呼ばれているのは昔、この種子を馬や家畜の飼料に使ったり、ウマの咳を治す薬として用いたからとも言われています。現在でも去痰、下痢止めなどの原料の一部に使われているそうです。

※資料: 市川新氏「マロニエと都市」から/ 日本新薬(株)「薬草拾四撰」から


 


 
駅前の「ベニバナマロニエ」

 

ついにあのマロニエ祭が復活!【続報】


 港南台マロニエ祭 会場を魅了 世界のソプラノ
 ミオアラ・コルテーズ・コンサート2004

 復活した港南台マロニエ祭のイベントとして開催された「日本・ルーマニア協会創立10周年記念 ミオアラ・コルテーズ・コンサート2004」が5月29日午後6時30分から、港南台ひの養護学校音楽ホールで開かれた。主催したのは港南台地区の商業者、連合自治会、ボランティアグループなどで構成するマロニエ祭実行委員会(稲村昌美実行委員長)。会場を埋めた約300人の聴衆は、ルーマニアのヤシ国立劇場主席ソプラノ歌手ミオアラ・コルテーズさんを始め、コルテーズさんに師事した大橋保子さんら4人の歌手と地元日野南在住の二期会会員・浅野美帆子さんらのソプラノ、ヴァイオリンとピアノの演奏に聞き入った。  音楽ホールから出てきた聴衆の一人は、感激の余韻を表情に残しながら、「港南台でこんな素晴らしい歌声を聴けるなんて…。コルテーズさんはさすがに、世界のソプラノ歌手ですね」、と語った。  港南台はマロニエを介してルーマニアとは縁が深く、横浜市とコンスタンツァ市との姉妹都市交流にも代表団を派遣するなど、両国の親善に寄与している。

















(横濱タウン新聞 2004年6月10日号より)

 



 

◆港南台で行われたマロニエに関するイベントを振り返ってみました。

1994年〜
1996年



「港南台マロニエ祭」始まる。世界のマロニエ写真展やスタンプラリーなど。
港南台駅前でSLマロニエ号が子供たちにポップコーンサービスなど。

 1997年 

「秋の港南台マロニエ祭」が11月9日、横浜市とルーマニア・コンスタンツァ市との姉妹都市提携20周年記念事業のひとつとして行われた。 当日、コンスタンツァ市長と15人の友好訪問団は港南台中央公園で記念植樹をしたり、マロニエ祭のイベントに参加、交流を深めた。 また、ルーマニア各地のマロニエの種子と苗がマロニエ祭実行委員会や港南台の小中学校などに贈られた。

2003年

 横浜市とルーマニア・コンスタンツァ市との姉妹都市提携25周年を記念して3月29日、港南台北公園でマロニエ植樹式とレセプションが行われた。主催は「マロニエの街・港南台」の街づくりを続けている横浜港南台商店会を中心にした港南台マロニエ植樹委員会(稲村昌美会長)で、イオン・パスク駐日ルーマニア大使、小山嘉昭元駐ルーマニア日本国大使ほか約60名が参加。

式典であいさつした稲村委員長は、「彫刻と野鳥とマロニエの街」をテーマに港南台の街づくりと商店街の活性化に取り組んでいる港南台商店会は、これからもマロニエの街・港南台の事業を継続し 、ルーマニア・コンスタンツァ市との友好を深めていきたいと思います」と述べ、イオン・パスク大使は「マロニエはルーマニアと日本の友好のシンボルです。幼木が大地にしっかり根を張るように、コンスタンツァと横浜の友好関係が深まることを期待しています」と両市の交流の発展を希望した。

また、同式典では、マロニエの原産地とされるバルカン半島のルーマニア・コンスタンツァ市産のマロニエの苗木6本が、パスク大使から贈られた。植樹式では、港南台の園芸業者が育てた15年生の3本のマロニエを、日当たりの良い北公園の土手に植えた。  (横濱タウン新聞'03年4月10日号より)

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